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【理系学生の就職コラム】理系を、強く生かせ

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こんばんは、ムックです。理系の文系就職コラム第3回にして最終回です。

 

本日は理系ならではの強みについて書きたいと思っています。理系ならではの強みと聞くと、どういうことを想像しますか?文系就職だから、学業ではなくサークルやアルバイトの話で、受ける企業に合わせて自分の強みを寄せていたりしていませんか?

正直言って、僕も初めはそうでした。広告代理店だから、「企画」の話をしよう!って意気込んでいました。でも、理系だからこその辛い勉学を大学でやってきたのに、それを話さないのは勿体無くありませんか?理系についての話をしなかったら、文系と同じフィールドで戦うことになると思います。それは非常にまずい、とてももったいないです。

 

初めに言っておくと、理系の人材の需要は確実に以前より高まってきていると思います。理系なのに文系就職となると、とても心配になるのはわかりますが、大丈夫です。安心して下さい。需要が高まっている理系なのにもかかわらず、理系らしさを出さずに、文系の学生と同じフィールドで戦おうとしているならば、もったいないと思いませんか?端的に言ってしまうと、「勉強を頑張っていない理系」と思われたら、ちょっと嫌ですよね。理系らしさを出すことでどんなメリットがあるのか。

それを含め、これから僕が考える理系ならではの強み、メリットを書いていきたいと思います。また長くなると思われますが、参考にしていただければ幸いです。

 

1、お決まりの質問が絶対くる

 もちろん、「なんで理系なのにこの業界を受けたの?」です。絶対くるとわかってるということは、もうお分かりですね?この質問に対する回答で、他者との差別化が出来ます。いわばストライクゾーンに絶対くる、ホームランを狙わなきゃいけない球です。バッティングセンターです。

 

この質問って文系就職をしようと思ったきっかけを聞いているんですよね。

志望動機って

(1)「なぜこの業界なのか」→(2)「中でもなぜうちの企業なのか」

という流れで入りたい理由を述べるのが一般的ですが、上記の質問は(1)を聞いてくれているんです(笑)つまりそのあと絶対に「中でもなんでうちなの?」という深堀が来ることは予想できますよね?ということは、志望動機を言えるタイミングが2回もあるってことなんです!(パチパチパチ)

僕の経験上、面接は聞かれたことだけを答える。けどもそれに対して面接官が深堀をする。という繰り返し、つまり会話のキャッチボールがうまくいった時は、いい結果になってます。面接官が「聞きたいことが聞けた」という、読後感のようなものを残せるとGood!です。

「端的に」というのが通例の面接ですが、端的に質問に答えるだけで、深堀してくれる機会が事前に分かっているなんて、理系ならではの大きいメリットですよね。

“だからこそ”この質問への回答によって差が出てくるんです。事前に分かっているならば、しっかり考えた上で、万全の状態で面接官のストレートボールを打てます。ホームランもガンガン狙えるんですね。

 

また、この部分こそ本当に大事な「就職活動の軸」になってくる部分です。

僕の1回目のコラムのように、それが理系の暗黙のルールへの不満だったり、アルバイトの成功体験だったり、人によって様々だと思います。

「なぜ文系就職なのか?」

本当に大事な部分なので、しっかり掘り下げて軸を確立させ、お決まりの質問を思いっきり打ち返して有効活用しましょう! 

 

2、論理的思考力

 理系って、言葉の定義や前提条件をガッチガチに固めないと議論できないですよね?「相互作用」や「阻害活性」なんて単語も定義が曖昧だから、普段から教授に注意されたりして、しっかり定義を固めるような考え方をしているはずです。「AだからB」の論理をきちんとチェックしがちだし、「AをBにするにはどうすればいいか」なんて課題にも、あらゆる前提条件をチェックしなければ議論できないはずです。

 

 ちょっと抽象的な話になりましたが、この論理的思考力はグループディスカッションや、面接においてものすごく役に立つものなんですよ!

例えばグループディスカッションで「飲料Aの売り上げを上げるにはどうすればいいか」という課題が出たとします。

理系ならば、(1)コストを下げる(2)販売数を上げる という2つの方法があることに気がつくと思いますが、まずはこの課題の解決策を考えるにあたって、どちらかの前提をしっかりグループで決定・共有しないと、話があっちこっちへ行って、議論出来ません!

どちらの方向性で考えるのか、例えば販売数を挙げるならターゲットは誰なのか、いつまでにどれくらい挙げるのか、そもそも国内の顧客なのか…etc

挙げるとキリがありませんので割愛しますが、こういった考え方ができる理系は、評価されると思います。議論が円滑に進みますしね!

面接においても抽象的な言葉を使わずに、しっかりと具体的な言葉で話す癖が付いている理系は、面接官にとっても評価が高いと就職活動をしていて僕は感じました。これはものすごい強みだと考えています。

 

(もし時間があるならば「フレーム問題」についての本を読むと、ここら辺の話がものすごく腑に落ちると思います。人間は、あるフレーム(枠、前提、定義)の中で物事を考えているんですね。だから逆に、自分たちはあるフレームの中でしか考えられていないことに気がついていれば、もっというとそのフレーム自体をみんなで定義して共有できれば、議論が円滑に進むようになります。人工知能はある前提をしっかりと定義してあげないと、フレーム問題を起こし、動きを止めてしまいます。一方で人間も同じはずなんですが、未だにその原理が解明されていません。例えば新しいことを始めようとするとき、何からしていいのか、どの方法が正解なのかがわからなくなり、なかなか行動に移せない。なんてことがあると思います。これはまさにフレーム問題で、初めにその分野において理解している前提が無いからこそ起こるんですね。だから議論も同じ。みんなで前提を共有しないと、何から話せばいいかわからなくなり、話があっちへこっちへ行って、なかなか収束しません。

小難しい話になっちゃいましたが、理系はこういう思考を普段から行っているので、どんどん使っていけたらGoodです!)

 

オススメは「はじめて考えるときのように」という本です。これは哲学チックな本ですが、読みやすく、本質的で、就活にもタメになります。もっというと、仕事にも絶対行かせる本だと思うので、必読です!

 

 

このコラムを見るとわかると思いますが、明らかに理系の人が書いた文体ですよね。丸いというよりかは四角いというか、かっちりしているというか。やっぱり、理系は理系らしさが出るんです。有効活用しなきゃもったいないですよね!

 

3、学業 × 学外活動で強みをアピールできる

存在自体が少数派なので、学業自体の話も差別化要因になりえます。ということは、学業と学外活動の2つで強みをアピールできるっていうことです。学校で学んだことを、〜で生かしたなんて言い方ができれば、強いと思います。

現に僕もアルバイトでの某イベントの企画は、大学で学んだ統計学手法を用いて、お店のPOSデータを分析したことで作り上げました。このエピソードは、面接官ウケも良かったです。

文系の人にも通じますが、何かの経験を何か別のことに生かそうという姿勢は評価されるポイントの一つになると思いますね。聞いている側からすれば、「あ、この子は嫌な仕事をやらせても、そこから何かを学びとって、次の仕事に生かしてくれそうだな。」って思ってくれるはずですから。ぜひ、理系は学業の方のアピールもしましょう。(自分から言わずとも、聞かれてから答えるという形でも大丈夫です。でも、しっかり学業についても自己分析を行い、掘り下げておきましょう。)

 

まだまだあるとは思いますが、僕が感じた理系の強み・メリットは以上になります。

これだけでなく、強みを自分で作り出す気持ちで、卒業研究も全力で打ち込んでみましょう!

 

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…いつもよりもグッと長くなりましたね。

僕も初めは不安で、試行錯誤を重ねながらジタバタしていた就活生でした。でも本気で取り組んでみると、いろいろ学ぶ点があるのが就職活動です。出会った仲間とも今も連絡を取っていますし、先輩とも飲みに行ったりもしています。

 

結果論になってしまいますが、やりかたを間違えずに努力すればするだけリターンがあるのが就活です。

大変だとは思いますが、1年後に笑って卒業できるよう、頑張りましょう。応援しています!

 

最後になりますが、何か質問があれば、【shukatsumarch000@gmail.com】に送っていただければ、回答させていただきます。そんなこんなで、一緒に飲みに行けたら嬉しいですね。

では、頑張ってくださいね!

 

 

 このコラムの第1、2回を読みたい人はコチラ!

smarch.hatenablog.com

smarch.hatenablog.com

 

 

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