それぞれの広告会社の特徴を偏見混ぜ込みで教えます(総合編)
こんにちは~フーゴとロベルト(@smarch2017)です!
今日はまたまた広告業界関連の記事です。
総合広告会社ってイマイチ違いが分かりづらいというか差別化しづらいというか、やっていることに微妙な差はあれどそんなに事業内容に差がないと感じませんか?実際、私たちも就活中に「違い」を見つけるのに苦労していました。
でも、これから自分が就職する会社を決めようという皆さんにとっては雰囲気や会社ごとの微妙な違いは知っておきたいところではないでしょうか。そこで、今回は各総合広告代理店の事業内容のちょっとした違いやイメージなどをまとめていきたいと思います。
広告会社に興味をもっている人は、参考になる部分も多いと思いますので見ていってください。
なお、今回は結構いろんな人の話を聞いた上で書く記事なので的を得ている部分も多いとは思いますが、ゴリゴリの偏見が入った記事なのでその辺はご了承下さい。
それではいきましょう!
1、電通
汐留に巨大な本社を構える広告会社で圧倒的トップの売り上げを誇る説明不要の日本でも有数の企業。クライアントも日本を代表する会社から国の案件まで多種多様であり、一言でいうと何でもできる会社。オリンピックに広告会社として携わることができるため、他社にはできないけど電通にはできるということが多々ある。給料も圧倒的に高い。
会社の雰囲気・イメージでいうとかなりの体育会系で非常にガツガツしている。なんとか食らいつくだけでも尋常じゃない精神力が必要な模様。
夜中まで仕事をして朝まで飲んで、出社するという狂った生活ができなければ、入社はお勧めしない。コネ入社を除けば、同世代で勝ち続けてきたエリートやすさまじい経験をしてきた面白味のある人が集まっているため競争も激しそう。そもそもそういう人でなければ内定は相当厳しい。
また、精神病院に通う社員も多いという噂があり、仕事の過酷さも折り紙付きである。
2、博報堂
赤坂におしゃれさを極めたようなオフィスを構える電通と双璧をなす広告業界2位の大企業。広告会社といえば電通・博報堂といったところがあり、3位以下には売上で大きな差をつけている。電通と同じくエリートの巣窟であり、頭がいい人が多い。クライアントも多種多様であり、博報堂ではできないということはオリンピック以外あんまり無いようにも思える。
赤坂で高そうスーツを着てカッコイイ人を見つけたら博報堂のビルに入っていくことがまぁ多い(笑)
社員食堂はおしゃれだが、やや値段が高い。でも、稼げるから問題なさそう。
3、ADK
虎ノ門ヒルズに外資系的な雰囲気のかっこいい本社を構える広告会社3位の会社。電通・博報堂には大きな差があるが、それでもかなり大きな会社。大きなクライアントも数多く抱えている。ドラえもんやワンピースなどの国民的アニメコンテンツの利権があり、それらを使ったプロモーションにも強みを持つ。また、シャンプーCLEARやキリンのビターズなどの商品はコンセプト開発から携わっており、商品開発にも強み。
電通・博報堂に肉薄したい的な発言が、説明会でも多かったような気がする。やや電博コンプレックスを感じる会社。新卒採用でも独特な採用方式をとっており、他社との異質性を感じる。雰囲気は体育会系寄りで熱い人が多い印象だが、すこし斜に構えている感もある。
30歳前後の時に給料が他社と比べてそこまで高くないことから、優秀な人材は根こそぎ電通・博報堂に持っていかれるらしい。
4、大広
4位の広告会社であり、3位以上とは雰囲気に大きな差がある。博報堂DYホールディングスの会社であり、7位の読売広告社と同じ赤坂のビルに本社がある。お笑い芸人のますだおかだの増田さんや、俳優の佐々木蔵之介さんが以前に勤めていた会社。
キューピー、サントリー、パナソニックなど多種多様なビッグクライアントを抱えている。また、サントリーの人気アルコール飲料「ほろよい」を開発した。
博報堂DYホールディングスということで自社にメディア局はないが、博報堂メディアパートナーズと連携し、質の高いメディア枠を使用することができる。
大阪にも強い地盤を持っており、新卒の1/4ほどが大阪配属。
会社の雰囲気としてはややのほほんとした人が多く、上位3社と比べると良くも悪くも普通な印象らしい。
5、JR東日本企画(jeki)
5位の広告会社。恵比寿から直通のJRビルにオフィスがあり、立地が最高レベル。「JR SKISKI」でおなじみの会社。JR系の仕事がやりやすい環境にはあるが、不動産や飲料メーカーなどのクライアントも持っている。
広告会社としての側面と、トレインチャンネルや柱巻き広告など駅メディアを他の広告会社に販売する媒体社としての側面を併せ持っているため、大不景気になったとしても比較的売上が激減する可能性が少なく、広告会社の中では安定性が高い会社だと言われている。
売上の約半分が交通メディアとなっているため、テレビをやりたい!というよりは、交通系の広告に興味がある人にオススメ。キャラクターコンテンツにも強みを持っており、ポケモンを使ったプロモーション事例などがある。
また、JR系列の会社ということがあり、ややしっかりとした雰囲気(真面目感)がある。
6、東急エージェンシー
赤坂見附に自社ビルを構える広告会社6位の売上の会社。説明会などではチャラそうな雰囲気を出しているけど、そうでもないで有名。クライアントもLIONなどの生活消費財メーカーからトラックで有名なISUZUまで多種多様。
東急グループの会社であり、東急グループと連動し、渋谷などで大規模に交通メディアを使った事例もあるが、売上的に見れば非常にバランスがいい。交通広告に圧倒的な強みを持っているわけではなく、テレビ・新聞・ラジオ・インターネットとバランスがいい。インターネットに関しては他社よりも力を入れている印象がある。
もう一度言っておくが、特にオラついているということはない。社内での競争風土は薄い。
7、読売広告社
大広と同じ赤坂のビルに本社がある7位の広告代理店。600人規模の会社。
売上の1/4に値する不動産営業に強みを持っているが、サントリーやmeiji、富士重工などもメインクライアントとして持っており、飲料・食料・自動車などバランスよくクライアントを持っている。
3位以上の会社に比べると圧倒的にガツガツ系が少ない。
また、大広と同じように博報堂DYホールディングスの会社であり博報堂メディアパートナーズと業務提携をしているため、メディア局はない。
雰囲気としてはのほほんとしている人がやや多く、社内での競争風土はない。
8、電通東日本
キャリアのうちのどこかで必ず東北で勤務する。
9、デルフィス
ほとんどがトヨタ、またトヨタ系列の案件なため、車の広告がやりたくてやりたくて仕方がないという人にとってはこの上ない環境。ネットプロモーションに力を入れている。
また、iPhoneとsurfaceが支給されることをはじめとして、広告会社の中では福利厚生がダントツでよく、給料もかなり高いらしい。
雰囲気は平均年齢が高くかなりおっとりしている印象。
10、日本経済社(日経社)
東銀座にある日経グループの広告会社。この辺りから完全に中堅と呼ばれるようになる。
数年前までお堅い雰囲気のガチガチの旧体制な会社だったが、近年合併し、社長が変わってから生まれ変わりつつある。
グループシナジーをガンガン活かす意思が感じられ、テレ東のガイアの夜明けや日経新聞内の枠強みを持っている。
企業広告などや企業イベントなどの堅い案件に強みを持っている。ターゲットの年齢層が高い案件が多い印象。
雰囲気は堅めで地味な印象。
11、日本経済広告社(ADEX)
新御茶ノ水に自社ビルを持つ広告会社。
日本経済社と社名が紛らわしいが、こちらは日経グループの会社ではない。(日本経済新聞と付き合いがあるようだが)
コーポレートカラー(赤)通りの江戸っ子気質のとにかく熱い社風。ガツガツしてる。
クライアントを自分で見つけてくること推奨されており、熱量をもった人が活躍していける環境。
売上は比較的新聞が多いが、英会話教室のECCジュニアやグルコサミン体操で有名な世田谷自然食品のグルコサミンなどの有名なテレビCMも事例としてある。
12、京王エージェンシー
新宿のビルにオフィスを構える京王グループの広告会社。駅からやや遠い。
百貨店の外壁で垂れ幕を使用したブランド品の大規模なプロモーション事例などもある。
雰囲気としてはやや地味な印象。
以上になります。私達が受けた総合広告代理店で上位の方の中から12社を紹介させてもらいました。みなさんの企業選びの参考になれば幸いです。
今度はネット系の広告会社についても書く予定ですので、チェックしてみてください。
過去にはこんな記事も書いています。良ければ見てください!
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