これまで、これからの広告業界の話をしよう
タイトルがパクリ気味ですみません!広告業界に就職する予定のフーゴとロベルト(@smarch2017)です!
みなさんは自分が志望している業界について、どれくらい研究・理解しているでしょうか。今回は、私たちが就職する予定の広告業界について、どのくらいの規模なのか、今後どのように変化していくのかなどをまとめてみます。また、理解のためにオススメなHPや書籍も紹介していくので、見てみてください。(まだ内定をもらっただけの分際なので、理解が浅い部分はご勘弁ください)
広告業界以外を志望している人は、このくらい理解してれば内定もらえるんだなぁくらいの感じで見てみてください。
以下は、私たちが面接で話す時用に準備していたものですので、大まかな感覚である部分もあります。そのあたりは注意してください。
これまで、これからの広告業界
マスから個人の時代に
これは本当によく言われていることですよね。
例えば、身近なところで言えば、私たちが小中学校の頃は、「昨日のテレビ見た?」って友達と話していたと思います。それが、最近では「あいつのあのツイート見た?」に変化してきています。こんなところから考えても、サービスや商品を認知する方法として、テレビなどのマス媒体からSNSなどに変化してきていると言えると思います。
また、もう少し最近で見てみると、ウェアラブルデバイスやロボットが登場してきました。これによって、例えばウェアラブルデバイスでは体を動かした際の心拍数や汗を感じ取ってポカリスエットを勧めるなんてことが可能になるかもしれません。ロボットならば日々の会話の中で需要を発見して、それに合わせた商品を勧められるかもしれませ。
これらのことから、マスから個人への流れを感じることができますし、これからもっと個人に合わせた訴求をしやすくなるはずだと思います。
ここまでは単なる感覚にすぎませんが、数字で見てみてもこの流れは明らかです。
まず、2014年の総広告費は6年ぶりに6兆円を超え、媒体で見ればインターネット広告費も1兆円を超えました。電通が出している数字なこともあって、少しいい感じみたいな言われ方をしている気がします。
ですが、この内容をもう少し見てみると、2000年〜2014年でマス4媒体の広告費は70%くらいに落ちて効かなくなったと言われています。そんな中で、インターネットだけが右肩上がりに伸びています。その他で言えば、震災の影響もあって、電力への配慮がいらないプロモーションメディアも堅調でした。
数字で状況を見れば、マス媒体は聞かなくなっている今、O2Oでネットとリアルを掛け合わせていくことが必要だと言えると思いますし、実際にその流れはあるはずです。また、「バズる」なんて言葉が流行りましたが、個人に拡散されやすいコンテンツなんかも有効だと思います。
最後はどんな施策が有効かというところにも少しだけ触れましたが、「マスから個人」の流れの説明は以上になります。
コンサルに近づく?
こちらは予想な部分が大きいですが。(笑)
直近でどうするかではなく、もう少し長い目で広告業界がどうなるのかを考えてみます。これから就職する私にも、就活するみなさんにも少し嫌なことだと思いますが、広告業界は徐々に落ちてきていますし、このままであればこれからも落ちていくと思います。キツい言い方をすれば、斜陽ってことですね。
今も、世の中にあるTVCM、電車内ビジョンや街で見るポスターなどなどの広告の99.9%は受容されていないと言われています。あまりにも広告が溢れすぎているんですよね。
また、テレビでCMを自動カットできる録画機器が出ていたり、自動でなくても録画してCMを飛ばしながら見る人が多いことから考えても、広告はうざがられています。こうしてうざがられている点から考えても、広告業界は落ちていくのは自然であると言えます。
しかし、そんな業界であっても、テレビやオリンピックにまで大きな影響を与える広告会社がそんなに簡単になくなるはずはないと思います。今の形を変えてでも広告会社はなくならないはずです。
では、どのようになるかというと、広告というアウトプットを持った上で経営課題を解決するというスタンスが強まって、コンサルティング会社に近づくのではないかと思います。実際、電通でも2010年あたりからコンサルティング・ビジネスを本格的に稼働させています。
ブランドの再構築などから手を伸ばし、消費者の近くでコミュニケーション・ビジネスを行ってきたことを強みとして、コンサルティングをするわけです。
最近は広告の代理を主に行う「広告代理店」ではなく、「広告会社」であるという企業が増えていますが、これまでのように代理をしているだけでなく、それ以上のことをしていかなければ生き残っていけなくなるはずです。
はい、これで以上になります。いかがだったでしょうか。
ここでは2つの視点から広告業界の動向を切り取りましたが、他にもいろいろな視点から説明することができるはずです。自分なりの分析を言えるようにしておくといいと思います。
その際には、数字で根拠を示すということを意識するといいと思います。こんなイメージだよねっていう曖昧な感覚もあると思いますが、データを元に示すことができる方が強いです。
このようにまとめておけば、5年後、10年後どうなりたいかみたいな質問に業界の分析から語り出すことも可能になります。この記事で紹介した質問ですね。
面接でどう応えるかだけでなく、自分の人生を左右する選択をする上でも大切なことですので、是非自分なりに志望業界について考えてみてほしいと思います。
参考になるHP・書籍・方法
考えるべきだと言ってもどうすればいいのかわからんわって感じだと思うので、広告業界を見る時に参考になるものを書いておきます。
電通「日本の広告費」
電通が出している、日本の国内で1年間に使われた広告費の統計です。全体もそうですが、媒体別の数字なども載っていたりするので、参考になるはずです。
URL: http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/
博報堂「未来年表」
博報堂が作っている、未来の出来事を調べることができる年表です。何年後になんの分野でどのようなことが起こるかのように絞り込んで検索することができるので、便利です。これは広告以外の業界でも使えるはずです。
URL: https://seikatsusoken.jp/futuretimeline/
電通PR2016年新卒採用ページ「PRって何?」
電通PRが新卒の学生向けにPR業界を説明するためのサイトです。この会社自体は総合代理店ではないですが、広告業界全体についても触れている動画などもあって参考になると思います。
URL: http://recruit.dentsu-pr.co.jp/pr/
電通報「なぜ電通が、コンサルティングなのか?」
電通がコンサルティングに動き出した理由などが書かれています。電通報の中には他にも参考になるものがあると思いますので、少し探してみるといいと思います。
URL: http://dentsu-ho.com/articles/299
雑誌「宣伝会議」
広告業界の人はほどんどの人が目を通してるなんて聞くこともある雑誌です。業界のトレンドなんかも知れていいと思います。
OB訪問で予測を聞いてみる
どこまで答えてくれるかは人次第ですが、OB訪問でその人がどう考えているのか聞いてみるのも手です。その際には、自分はどう考えているのかを軽くでも言えるようにしておいた方がいいですね。
今回の記事はこれで以上になります!読んで頂きありがとうございました。
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