自己分析のすゝめ
サッカーオリンピックいけますね!やりましたね!嬉しい!
サッカーファンフーゴとロベルトです。
突然ですが、就活ってなんだ…?ってなりますよね。正直。
私も就活中は、自分なりに就活って何が必要かかなり考えたんです。
「業界理解と自己理解ができていて、パーソナリティに問題がなくて、清潔感があれば就活って失敗しないんじゃね?」っていうのが私がたどり着いた答えです……いや、フツー!!!
でも、本当にそんな気がします。雑に言えば、外見と中身で決まるわけです。
業界理解はOB訪問や説明会で人と話したり、ネットや本から情報は得られると思います。足を使えばそれなりの情報を得られるようなシステムになってます。時間をかければ、社会に出たことのない就活生でも、表面上じゃないデータを得ることができると思います。
スペック(必要条件)が圧倒的に足りないとかでない限り、相手を理解し、自分を理解し、持ち味を出せれば、まず大失敗はしません。そこに運の要素がちょろっと乗っかるのが就活です。ある意味、スポーツと似てる気がします。だからこそ、自分を理解することは大事ですよね。
今回の記事は自分を理解するということ、つまり、自己分析について書きます。
やったけどよくわからんって人もいるんじゃないでしょうか。その状態はまだ足りてないです。どこまでも深くやることをオススメします。
自己分析を大してやらずに就活を成功させた友人も何人かいますが、彼らはやたら弁が立ったり、圧倒的育ちの良さからでるいい雰囲気をもっていたり、「特別な強み」がありました。そういった「特別な強み」がない凡人は特に自己分析しましょう。
もちろん、「特別な強み」があったとしても、自己理解がしっかりとできていれば、鬼に金棒ですので、やるべきです。
また、人材業界はここが全てといえるほど深堀してくるので、リクルートやインテリジェンスを目指す学生は誰にも負けないというレベルまで自己分析しまくってください。
なぜ自己分析をやるのか
1番の理由は、やらないと語れないからです。自分の価値観も知らずに選考に挑むのは自殺行為です。自分のことを分からないで臨む選考は、ウソの志望動機で戦っているということになります。
何がしたいのか、なんでそれがやりたいのかを言えないということは、イメージや世間的な立ち位置のみで会社を選んでいることになります。つまり、「社会に○○を及ぼしたい」という視点を無視し、「私は○○(世間体や高い給料、ホワイト待遇、なんかモテそう)が得たい」という自己主張だけをしている、わがままな状態になっちゃってるわけです。
企業がそんな夢も理想も語れない烏合の衆を欲しがるでしょうか。残念ながらNOでしょう。仕事をしてはじめてお金が貰えるわけですから当然ですね。
自分の人生なのですから、全力で考えることをオススメします。ちゃんと考えた人はそれなりに納得のいく成果は得られるはずです。
明らかにすべきことは多すぎてここに書ききれないのですが、自己分析においてとりわけ重要な部分(やり方)を書いておきます。
1.働く上での価値観、仕事内容の価値観
- 人間性(強み・特性)とそのルーツ(なんでそうなったのか)―幼少期の経験、家庭環境、人生のターニングポイント、友人関係、アルバイト、サークル活動などなど
- 喜びの価値観―感動体験、挫折経験
この2つは必ず明らかにしましょう。これでもかというくらい深堀してください。
例えば、「感動体験を10個あげてください。」と言われたら、すぐに言えますか?普通難しいですよね。ロベルトは人材業界のインテリジェンスの面接の冒頭で「感動体験を5つ言ってください。」と言われたことがあります。感動体験とその理由を語ることで「その人が何に感動を覚えるのか(つまりやりがいに思うのか)」という価値観が見えるそうです。
感動経験が10個言えて、その理由に共通点が見られれば、それがあなたのコアとなる価値観です。コアの部分が達成できる仕事があれば、マッチしてると言えるでしょう。
自分で質問を設けて考えるのもいいですし、一般的な自己分析本を使うのもいいです。ただ、自己分析本だと問いに答えるのに終始してしまい、結局何も残らないという残念なパターンにならないように気をつけてください。
「課題解決型の仕事につきたいです。」こう言う人、本当に多いです。ですが、「誰の」「どんな」「なんで」「どんな経験から」の部分を相手が納得できるように語れる人は全然いません。他の就活生の面接を聞いていても「ん?」ってなることも多かったです。学生が理解できないものは、おそらく面接官も理解できていません。無駄にカッコつけた印象になるでしょう。
それは単純に自己分析が浅いからだと思います。感覚ではあるんだけど、言語化できないというのも同じ理由です。自分のコアとなる価値観を明らかにしましょう。
理想の状態は「自分のルーツは△△で、そういった経験から○○(特性・人格)になりました。だから強みは##です。」「##な強みを□□の経験で活かし、ーーーーーなことがありーーーーーでしたが、@@という感動体験を得ました。」「@@が私の価値観なので、御社でーーーーー」ということを人に語って、感情の共有ができる状態です。
言ってしまえば、企業はあなたのコア(核)に興味があります。
やってきたことは500万稼いだとかよっぽどすごい経験でない限り、たかが学生されど学生なので50歩100歩に映っていると思います。
やってきたことはコアの補強に使いましょう。やってきたことにインパクトがあれば、そのコアもより伝わりやすくなります。
2.自分がどうなりたいか、何が欲しいか的な価値観
1が明らかになってはじめて考えるのがコレです。散々、自己主張ばかりするなと言ってきてなんですが、やっぱり自分の人生なので、待遇面やなりたい自分像に当てはまるのかも気にするべきでしょう。
そこでよく言われるのが、「今、企業に就職しなきゃダメ?流れに身を任せてない?」ということです。つまり、完全にやりたいことがボランティアだったら?ということです。
やりたいことができればお金が貰えなくていいの?給料が良ければ家に帰れなくてもいいの?家族の状況とか考えて、転勤はガンガンありなの?などなど
やっぱり考えなきゃいけません。というか、業務内容、待遇など全面的に理想の仕事があるとは限りません。そうなるとどこかで折り合いはつけなくてはいけません。
もちろん自分がモチベーションを保てる環境であるか(会社の雰囲気)ということも大事です。ライバルがいた方がモチベーションが上がるという人は、競争風土の強い会社の方が合うとかそんな感じです。
- ライフスタイルの価値観―家庭環境、ハードな経験、結婚観、家族観など
- 理想の自分像―尊敬する人、自分のコンプレックスなど
この2つは明らかにしておきましょう。例えば、就活生に大人気のテレビ局などの所謂メディア系は徹夜も多く、家に帰れないことも多いといいます。「家に全然帰ってこない父親に不信感を抱いていたため、自分は家庭を第一に考えるし、父親として息子との時間も大事にしたい」という譲れない価値観をもっている人がテレビ局を受けるのは意味がわらないですよね。仮に内定して周囲に羨ましがられたとしても、それは実は本人にとって不幸な選択であるという可能性もあるのです。逆に「家にあまり帰れなくて、毎日子供の寝顔を見るとしても、背中で語る父親になりたい」という考えなら、マッチしてる感はあると思います。
ただ、ライフスタイル的価値観においては、本音と建前を使い分けましょう。
「全然、徹夜いけます。きついくらいのほが好きです!」というのは印象がいいと思うので言っていいと思いますが、「ホワイトがいい」なんてことは口が裂けても言ってはいけません。自分の中でだけ明らかにしておけばいい部分もあるので、その辺は相手の立場に立ちつつ伝えるポイントを絞りましょう。
人と話そう、人に聞いてみよう
上記の1と2の内容は最低限必要な部分です。一人で粘って粘って形にしましょう。ある程度形になったら、伝える練習をしましょう。相手はその業界のOBとかが理想ですが、友人(ただし、優しすぎる人とかYESマンはNG)とかでもいいと思います。「言ってることわかる?」「どういう印象を受けた?」といったように自分の考えと伝わり方に整合性があるかを確認してください。
また、自己分析に行き詰まった場合はフォーマットを作って他己分析をしてもらうのもありです。他己分析から意外な一面が見えたり、自分では思っていないのに人からこう思われているということが見つかるかもしれません。他己分析の場合は複数人にやってもらいましょう。
面接でも「周りからどういう人だと言われますか?」と聞かれることもがありますので、うまく自己分析が出来ている人もやってもらうべきだと思います。
さいごに
今回の記事で書いたことはあくまで最低限です。これさえやれば内定だよ!とは断言できません。自己分析は最低限はあれど最高点はありません。自分次第で視点を変えていけば、どこまでも深く考えられます。そうすれば、面接で自分のことに関しては何を聞かれてもスラスラ答えられるでしょう。自己分析が必要な意味だけでも分かってもらえたら幸いです。
選考が近づくにつれて焦って、自己分析を疎かにしてしまう人が多いと思いますが、自分の人生のためにも粘り強くやっていって欲しいと思います。
皆さんが納得のいく就活ができますように!
と、終わりかけていますが、ここでやり方見ただけじゃ不安だわ。って人のために本を紹介しておきますので、参考にしてみてください。
・「絶対内定2017-自己分析とキャリアデザインの描き方」(ダイヤモンド社)
これはロベルトが一応手を出したやつです。
多くの就活生がやっていると思います。
・「なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。(ジブンの本当の価値を伝える技術)」(宣伝会議)
電通の人が書いたものです。
何人かの友達が使っていました。
なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。 (ジブンの本当の価値を伝える技術)
- 作者: 小島雄一郎,笹木隆之,西井美保子,保持壮太郎,吉田将英,大来優,マスメディアン+電通若者研究部+牧口征弘(電通),保持壮太郎
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こちらはAmazonの自己分析本で評価の高いものです。
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本の紹介は以上です。上のやり方と共に実践してみてください!
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