ES④ 「白紙1枚に自由に自己PR(自分を表現)」というESの具体的な書き方
こんにちは。フーゴとロベルトです。
今回は広告代理店などでよく出題された、「白紙1枚に自由に自分を表現してください」といったESへの対処方法について書いてみたいと思います。
フーゴも就活の時には「白紙 ES 自由」なんて検索して対処方法を考えていました。そんな中でよく見かけたのは、「全て秘密!詳細は面接にて!」とだけ書いた人で落ちたのを見たことがないからおススメといった内容のものです。
ですが、こんな方法は人生が掛かった場面ではなかなかできるものではありません。その企業が本命でなければ思い切ったこともできるかもしれませんが、本気で狙う人はまずそんなことはできないでしょう。そこで、ここでは現実的な解決策を教えたいと思います。
まず、最も重要なのは、強みを1つだけ、全力でアピールするということです。正直に言って、人事には全てのESをじっくり見るような時間はありません。
私は多くのESを期限ギリギリに出していましたが、それでも受かっていました。その理由は、よく人から言われる程度には字が綺麗で、その字から伝わる人柄とアピールが一致していたからだと思っています。
つまり、時間がない中では第一印象がとても重要で、ESを見る人に短時間でインパクトのある何かを残さなければいけません。そんな時に、沢山のアピールをしても何も残りません。そのため、1つの強みを徹底的に、会ってみたいと思わせる感じにアピールすることが必要です。その為にやるべきことを、写真と共に順序立てて説明します。
まずは、この写真を見てください。この写真は、私が書いていたESの構成をごく簡単にしたものです。写真の中の①~④に何を書くかについてをこれから説明していきます。
1、大見出しとして、一番上に大きな字で強みを書く
まずは画像の①の部分にマッキ―の太い方などを使って大きな字で強みを書きます。書き方ですが、「私の強みはリーダーシップです」などと書くのはNGです。
OKの例は以下のような感じです。
「テニスサークルで30人を1年間まとめて大会優勝に導いたリーダーシップ」
「英語討論サークルで優勝するために1カ月間○○したほどの負けず嫌い」
「カフェバイトでサンプルを配ることによって売上を3%アップさせるほどの課題解決能力」
これらのように、どのような場面で、どのような規模の、どれくらいの期間、どれくらい強みを発揮したのかが一目でわかるように形容しながら書きます。
新聞の見出しをイメージして、PRしたい内容と具体的な出来事の概要が一発で伝わるように意識してみてください。
2、強みを発揮した場面の説明を具体的に書く
次に、②の部分にその強みを発揮した場面の詳細を書きます。この部分はそこまで詳しく見られないかもしれませんが、普通の自己PRだと思って書いてください。書く内容の量は白紙全体のスペースによって変わってきますが、私は300字以内くらいになることが多かったと思います。
普通の自己PRと同じで特にこれ以上書くこともないので、過去にESについて書いた記事を張っておきます。もし普通の自己PRも不安だという方がいれば見てみてください。
3、箇条書きでその強みについて補足する
次に、③の部分です。ここでは、①でアピールした内容がなぜ可能なのか、自分のどのような側面が可能にしているのかを箇条書きで捕捉します。私は、この箇条書きを活かして、「こいつ面白そうだから会ってみたい」と思われるような工夫を入れるようにしていました。例を挙げます。
・ヒッチハイクで日本最北端まで行く行動力
→思い立って即座に日本最北端まで行く行動力を見て、メンバーはリーダーの僕に付いてきてくれたと思う。
・1年に映画を370本見る継続力
→好きなことはとことん突き詰めるタイプ。この継続力を活かして、リーダーとしてメンバーに意見を聞くことをやめなかったことが成功に繋がったと思う。
こんな感じで、少しでも注意を惹くことを箇条書きにし、その下の説明でそれが①でPRした強みと繋がっている、又は①の強みを発揮するのを助けているという書き方をします。ここが面白ければ、「面白そうだから1度会ってみようか」となるわけです。それを考えると、一番いいのは会ってみなければ分からないことについて書くことです。例えば、「○○な雰囲気」のように人柄を書くなどです。
画像では大きなバツ印にして4つ書けるようにしていますが、ここでもいろいろな工夫ができるはずです。例えば読書が好きなら本の見開きのようなデザインにしてみるなど、できれば①のPRに関連したものだと良いですが、そうでなくても趣味ややってきたことと関連させるなど、少しでも自分を伝えられるように工夫するといいと思います。そのようにすれば、「あー、○○の子ね!」と非常に印象に残りやすくなると思います。
4、一番下にインパクトのある写真や絵を入れる
最後に、④ですが、ここには大きく写真や絵を入れます。写真や絵は、①の内容と関連するもので、できるだけインパクトがあるものを選びましょう。白紙1枚のESでは写真を入れる人が多いため、絵である方が印象に残るかもしれません。
もし写真を入れる場合には、その人であると分かる写真が好ましいかもしれません。もし何もなければ、その場をイメージした写真をESを書く前に撮るという手もあります。例えば、サッカーのアピールをしたいのならユニフォームを着てボールを蹴る姿を写すなどです。
以上が白紙エントリーシートの書き方になります。手書きのESの場合は字で人柄を見るという目的もあるので、なるべく綺麗な字で丁寧に書くことを心がけてください。
また、ここで紹介した方法はフーゴが実際に行って選考を通過することができた方法ですが、ここに書いてある方法以外でも様々な書き方で通過することが可能です。この書き方に縛られることなく、自分に合った方法で、ここから学べることがあればその部分だけ抜き取ってアレンジしてやってみてください。
それでは、これを見てくれたみなさんのESが通過することを願っています!