就活マーチ

高倍率人気業界に内定したMARCH学生の就活ブログ

通過率95%以上にするためのグループディスカッションの極意

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こんにちは。フーゴとロベルトです。

今回の記事は「コツ」ではありません。「極意」です。長くなりますが是非読んでみてください。

 

さて、就活のメジャーな選考方法のグループディスカッション(通称グルディス)ですが、「苦手だ~」「仕切るのとか無理だし…」「なぜか落ちるんだけど(怒)」という苦手意見を多く聞きます。

でも、実はグルディスというのは、ちょっと考えるだけで95パーセント以上の確率で通過できるようになるものだと、就活を通して感じました。私自身、就活始めたばかりの時は全然得意ではなかったのですが、終盤はほぼ落ちる気がしませんでした。嘘だと思いますよね?(笑)

嘘ではないので騙されたと思って最後まで読んでみてください。

グルディスが苦手な人、これから得意分野にしたい人は必見です。

 

グルディスにはランクがあると私は思っています。現在地を知るためにも、まずは自分がどのランクにいるのかを客観的に考えてみましょう。

S 場を思ったとおりにコントロールできる。場を回せる。上手く周りを使える。いいアイディアを言える。時間の計算も抜かりない。落ちる気がしない。

 

AA 場を盛り上げ、議論を活性化することができ、ある程度コントロールできる。意見も言える。空気を読みながら人に話を振れる。結構自信あり。

 

A 仕切ろうと思えば仕切れる。タイミングを見計らって意見も言える。まぁ自信ありっちゃあり。

 

B 自分から意見を言える。たまにいいアイディアも言えるが、なぜか自分の思ったような方向に行かず終わってからモヤモヤすることも多い。自信は比較的無い。

 

C とりあえず笑顔は作る。話を振られれば意見も言う。メンバーの質によって合否が左右されがち。自信はあまりない。

 

D 発言に自信がない。緊張するし、声を発したくない。グルディスとかマジ無理…。

 

だいたい上記のようなランクに分かれると思います。読者のみなさんはどうでしたか?

滅多にいないと思いますが、Sランクの人はこの記事を読まなくてもいいかもしれません。(笑)

 

選考序盤のグループディスカッションであれば、恐らくはAランクで十分でしょう。

ですが、大手の高倍率選考や最終面接の手前で行われるグルディスの場合は、周囲のレベルもそれなりに高くなってくるため、AAランクである必要があると思います。

 

「場を盛り上げ、議論を活性化する」というAAランクの条件を見ると、「それが難しいんじゃん」「できたら苦労しない」なんて言われそうですが、実は誰でもできるポテンシャルがあります。それも、少し考え方を変えて、ちょっとした戦略を立てるだけでいいんです。一つずつでも上のランクに行ければ内定が一歩近づくと思います。

それでは極意について書いていきます。

グルディスの極意

はじめに

当たり前ですが、最初から諦めるのは御法度です。上記のランクでBランクに多いのは、やはりMARCH以下の学生です。経験上ですが、気づいたら自己紹介の時に学歴が一番上だった東大生や早慶生が場を回すということがほとんどだったように思えます。「グルディスのメンバーが高学歴ばっかでマジ無理だったわー」のような話を良く聞きますが、ハッキリ言ってその段階で負けています。非常にもったいないですし、自己紹介の時に言った学歴だけで合否が決まるなんてアホらしいですよね。

仕切るのが自分より上手い人は確実にいます。ただし、自分が個性を出せるポイントは見つけましょう。

グルディスにおいては、「勉強はこいつらの方ができるけど、頭の良さでは負けてない」と少し強気に思っておくくらいでちょうどいいかもしれません。(笑)

 

①グルディスとは何かを考えましょう

「散々勿体ぶって、いきなり何を意味の分からないことを言ってんだ?」と思われそうですが、これがグルディスを安定して通過するために必要なことなのです。

ここで言いたいのは「なんとなくグルディスをするのをやめましょう」ということです。決められたお題の正解を出すのがグルディスではありません。

グルディスとは、自分が入社後に会議などでどういった活躍をすることができるかを選考官にアピールする場です。当たり前ですが、「仕切ること」や「斬新で面白いアイディアを言うこと」は目標ではありません。どちらかというと他人と一緒に設定したゴールに近づくまでのプロセスが大事なのです。

そう考えると、できるに越したことはないですが、仕切ることや優れたアイディアをズバズバ言うことができなくても、通過することは可能と言えます。

 方向性を決めて、全員で同じベクトルに向かって答えを出す上での意見を言っていきましょう。

 

落ちる人でありがちなのは「面白いアイディア」だけに固執する人です。

与えられたお題に対して、素晴らしいアイディアを提案できれば文句はないのですが、社会経験の乏しい学生に1時間以内で社会人を唸らせるようなアイディアが出せる可能性は、恐らく高くはないですよね?つまり「社会人を驚かせるレベルの面白いアイディアを言うこと」は、そんなに期待されていないのです。

実際に某大手企業の人事の方が「グルディスでは、結果や発言の内容よりも立ち回りや考え方を見ている」と言っていました。このことを念頭に置き、どのように振舞うのか考えてみましょう。

 少し気楽になったでしょうか?次からは具体的なテクニックを書いていきます。

②場を盛り上げるおすすめテクニック

先程もグルディスで安定し通過率を得るためには、「場を盛り上げ、議論を活性化をできることが必須と書きました。少しハードルが高いように思えるかもしれませんが、場を盛り上げるというのは、簡単に言うと「意見が言いやすい環境づくり」です。そして、その空気感が議論の活性化に繋がります。

誰でもできる盛り上げ方としてオススメなのが「気の利いた相槌」です。

誰かが意見を言ったときに「いいですね」「それ面白いですね」というワンクッションを置くと同時に、内容を軽く要約するのです。そうすると議論に誤解は生まれにくくなり方向性を共有しながら話を進めることができますし、肯定された人も嬉しいですよね。業界の難しい言葉が飛び交った時に全員に理解できるように噛み砕いてに言うと、かなりポイントは高いと思いますよ。要約した後に「○○さんはどうですか?」というようにあまり喋ってない人に話を振ると議論はより円滑になると思います。

また、簡単なことですが、話してる人の目を見たり、軽くうなづいたりすることは非常に効果的です。それだけでも、空気感はいい方向に変わります。試してみてください。

誤解がないように注意しておきますが「あー。なるほどー。うん。うん。ほぉー。」みたいな鬱陶しい相槌は空気を壊すので辞めましょう。(笑)

 

③結局、前提なの?

「まず、前提から決めませんか?(にっこり)」という言葉、選考が始まったら嫌というほど聞くと思います。「そんなに前提が大事なのかよ!!」って思うかもしれません。

結論から言うと「前提はやっぱり大事」です。大事だからこそ皆やるのです。

ただ、何のための前提なのかを理解した上でのグルディスとそうでない場合のグルディスでは大きく違いがあると思います。

なぜ前提が大事なのか。それは1時間という短い時間の中で、企業側が出してくる漠然としたテーマの答えを多方面のアイディアからまとめることは不可能だからです。次に決めるべき前提を書いていきます。

 

④決めるべき前提

例えば、「日本で旅行客を増やす施策を考えてください」というお題だったとします。

この場合生まれる疑問を整理していくと

  • 国内なの?国外なの?
  • 日本人の旅行客?外国人の旅行客?
  • 性別、年代は?
  • いつまでに?
  • 目的は?地方復興なの?それとも日本の経済活動のため?

などなど、こんな感じでかなりな「?」が出るわけですよね。これを決めないまま議論を始めると文字通りぐちゃぐちゃになって、ラスト5分で無理やり決めるなんてことになってしまうかと思います。

決めなくてはならないことは「ターゲット(どんな人を)」「主体(誰にとって)」「目的(なんのために」です。

自分がファシリテーター(議論をまわす人)になる場合はコレを決めましょう。ならない場合は、上記の前提が決まってないまま始まりそうだったら、「これって誰をターゲットにするか決めたほうが良くないですか?」というようにさらっと聞いてみましょう。議論の流れを作るのに貢献したというポイントが付くと思います。

 

⑤まずい流れに行きそうな時は迷わずストップを

①~④が完璧に出来れば、それだけで議論は盛り上がっていると思います。

ただ、盛り上がっているからこそ起こりやすいのが、脱線です。

「あっ、やばい方向に行きかけてる。前提とずれつつある。」と気づいたら少し議論を止めてみましょう。勇気は必要かもしれませんが、肯定しつつそれとなく止めるといいと思います。肯定ワードとしてオススメなのが「おもしろい」です。「あーそれも面白いし、すごくいいんですけど」という前提を置いてから言うといいと思います。

ただ、脱線しているのに気づくのが遅い場合は仕方ないので、下手に雰囲気を壊さないようにする方が大事かもしれません。

 

⑥まとめの時間を確保しよう

時間がなくなってきて焦るのがグルディスですが、簡単にまとめて、発表者を決める時間は確保しましょう。発表者の方が通りやすい説はありますが、私は必ずしもそうではないと思います。

発表したい人ってやっぱり多いはずなんです。発表が苦手な場合は、議論を回していたとしても譲ってしまうのも手です。なんかこの人に任せておけばオーラが周りから出ていたとしても、発表やりたい人いますか?○○さん凄くハキハキ喋るし適任だと思うんですけどどうですか?この意見言ってくれたの△△さんだし発表お願いできませんか?といったように譲ってしまえばいいんです。(笑) 傍から見たら優しく見えるから大丈夫です。

評価を下げないままグルディスの選考を終えられると思います。

 

⑦オススメポジションは優秀な2番手!!??

仕切らなくても通ると最初に書きました。じゃあ、どういう立ち回りがオススメなのか。それが優秀な2番手ポジションです。この言葉は内定無双した先輩の受け売りですが。(笑)

仕切るのは、やる人がいなければやればいいんです。

2番手というポジションはある程度、自由に意見を言える上に、意見を振ったり、方向性を直す時に、「ファシリテーターが一人でやってるよ…」と周囲から思われにくい位置だからオススメなのです。

サッカーで言えば、ボランチですね。視野を広く持って全体を繋ぎながら、たまに自らゴールに迫る動きをしましょう。

選考官に「こいつがいなかったら今回成り立ってないかもしれないな」なんて思わせれば、もう勝ちだと思います。

 

 

 以上がグループディスカッションの極意になります。いかがだったでしょうか。

ぜひ、ここに書いてあることを身に付けて、最初に書いたAA、もしくはSランクまで上り詰め、GD無双してほしいと思います。

 

グループディスカッションだけでなく、他にもこんな記事を書いてます。

smarch.hatenablog.com

 

smarch.hatenablog.com

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