服装・身だしなみ① 就活用のスーツ・靴のおすすめと着こなし方
今回は、意外と気を使わなければいけない「身だしなみ」について書いていきます。
某大手広告代理店の人事の方は以下のように言っていました。
「(内定するには)人当たりや喋る内容は当然だけど、センスが必要。みだしなみがダメだとその段階で落とす。」
業界によっては、どんなに努力してきたとしても身だしなみだけで落とされてしまうなんてこともあるかもしれません。恐ろしいですよね。
また、最初に言っておきますが、スーツ屋さんに任せておけば大丈夫という考え方はNGです。バイヤーにも得意分野があり、全員が現在のリクルートスーツのトレンドを抑えているわけではないからです。ガンガン口出ししても大丈夫です。
盲点となりやすいポイントですが、面接官側からすれば、服装・身だしなみは1番に目がいく大変重要なポイントとなっているようなので、少し長いですが是非最後まで読んで頂ければと思います。
1、スーツ
センスと書きましたが、大切なのは高いスーツを着ることではなく、サイズ感があったものを着ることです。むしろ、あまりに高いスーツを着ていると生意気だと思われてしまうかもしれません。三万以下のもので十分だと思います。色は紺か黒で問題ありません。奇をてらうのはマイナス要素の方が大きいでしょう。
流行りがあるようですが、近年の就活性の身だしなみとしては、下記の条件を守ることでクリアできると思います。
⑴ Yシャツの袖が1~2センチほど見えるくらいの袖丈
スーツの袖が短くなりすぎることには注意しなければなりませんが、袖が長すぎるのも当然マイナスです。ベストはYシャツが少しスーツの袖口から見えているくらいの長さです。
もし、すでにスーツを作ってしまった人で、「やばい!袖が長い!」という方がいらっしゃいましたら、お直しをすることをオススメします。
(2) 肩が落ちないように!
肩の位置がずれていると非常にだらしないです。この辺はスーツ屋さんもしっかりと見てくれると思いますが、鏡で合っているか自分の目で確認しましょう。
(3) パンツ・スカートの裾に注意
パンツの裾は座るとやや上に上がります。短くしすぎると面接中に不格好に見えてしますでしょう。丈がくるぶしの下くらいになるようにしましょう。ワンクッションかハーフクッションがオススメです。ノークッションだと座った時につんつるてんになるリスクがあると思います。
フーゴもロベルトも男なので、スカート事情につきましては申し訳ありませんが詳しくないです。
ただ、ある女性の友人は、「長い裾はダサいし短い方がオジサン受けがいい」と言っていましたし、実際にそういうこともあるそうです。(笑)
(4) シワや汚れは絶対にNG
しわしわのスーツを着てる人はどうしたって優秀に見えないと思いませんか?
家に帰ったらしっかりと吊るしてください。汚れたらクリーニングしましょう。
清潔感が第一印象を大きく左右します。
(5) ネクタイにこだわりましょう
「今日のネクタイはなんでそれにしたの?」
面接でこのような質問を受けたことがあります。こうした質問にも対応するには日頃から細部にこだわりを持つことが必要でしょう。運が良ければこの質問だけで面接官の印象に残るかもしれません。
なんとなくしているネクタイの色や柄にもそれぞれ意味があります。調べてみても面白いかもしれません。
人によって似合う色はあると思いますが、就活生にオススメなのはエンジ色のネクタイです。自信があるように見えるかと思います。
2、靴
就活はとにかく歩きます。相当順調に行かない限りは、擦り切れて2足目を購入することになると思います。私は、選考に行く靴と雨の時や説明会用の靴を用意しておくといいと思います。
1足目は、少しいい物を買うことをオススメします。所謂、面接で履いていく勝負靴ですね。具体的に言うと、アオキや青山ではなく、リーガルなどの専門店がいいと思います。値段は2~3倍になってしまうかもしれませんが、それ以上に違いがあると私は感じました。
光沢感が違いますし、気合も入り、手入れもしっかりするようになるのではないでしょうか。(私だけだったらごめんなさい笑)
2足目は、安いものでもいいと思いますが、たくさん歩くことを考えて、歩きやすいサイズの合ったものにしましょう。防水だと雨の日にも対応できるので、さらにGOODです。
(1) 形
就活はフォーマルな場なので、ストレートチップがいいでしょう。
(2) 手入れ方法
「傷・汚れが目立つ靴を履いていてはダメだ。靴を磨きなさい」と父にも言われました。
実際に、面接中に面接官の足元をチラッと見ていたのですが、全員ピカピカでした。社会人の身だしなみとして靴を磨くことは常識なようです。
ここでは手入れ方法について書きたいと思います。
用意するものは、柔らかい布、専用のブラシ、クリーム、汚れ落としの4つです。
本来は、ブラシで表面の汚れを落としてから、汚れ落としで古いクリームを落とし、上からクリームを塗るのがいいのですが、忙しい就活生としては表面の汚れをブラシでおとしてから、柔らかい布で磨くだけでも十分かもしれません。クリームは傷を隠すのにもある程度使えますが、たまに汚れ落としで手入れしないと靴が痛むのでその辺は注意が必要です。
今回は再重要となるスーツと靴について書きましたが、こういった細部にも気を配れてはじめてスタートラインに立てるものだと考えてください。
細部にこだわっているという事実があるだけでも、言っている内容の信頼度が上がることもあると思います。形から入るというのもあながち悪いことではないと思いますので、是非こだわりを持って、楽しみながら就活をしてみてください。